半血の兄弟も同じ相続分に?

8月24日に大阪高等裁判所で重要な決定が下されました。子供の相続分に関する民法の規定を違憲と判断したのです。

子の相続分は原則として平等です。子供が二人のとき、それぞれの相続分は子供全体の相続分の半分ずつです。子供が三人のときは 1/3 ずつです。しかしこれには例外があります。非嫡出子がいた場合です。


非嫡出子(ひちゃくしゅつし)とは難しい言葉ですね。法律上の婚姻関係にない男女の間に生まれた子をいいます。法律上の婚姻関係にある男女を父母として生まれた子は嫡出子です。最近は非嫡出子のことを婚外子と呼ぶ人もいます。

 

相続分については民法という法律で定められています。この民法で非嫡出子の相続分は嫡出子の半分としているのです。


この民法の規定が憲法の定める「法の下の平等」に違反しているのではないかという議論は以前からありました。しかし裁判所は、憲法に違反しているとまではいえず合憲だと判断しました。1995年の最高裁決定がそれです。


今回の大阪高裁の決定は従来とは異なる判断をしたことになります。1995年から家族生活や親子関係の実態が変化し国民の意識も多様化したというのが理由のようです。今後各地の裁判所で同じ趣旨の判断が続く可能性があると指摘する研究者もいます。


もし将来、最高裁が1995年の判断を変えて違憲判断を下したら、国会は速やかに民法を改正することになるでしょう。憲法違反の法律を放っておくことは許されないからです。民法が改正されたら全国の相続でそれに従った実務が執り行われることになります。最高裁の判断を待たずに国会が自主的に法改正する可能性もありますが、いずれにしろ少し先の話です。

 

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